pdt10topnmは、KEY(株式会社ビジュアルアーツ)のWindows95/98用ゲーム「Kanon」 (オリジナル版)のグラフィックデータ(*.PDT)をPNM形式に変換します。
FreeBSD2.2.8で動作を確認しています。 (4.4BSDなら動くんじゃないかな?)
pdt10topnm [-nocheck] [-white] [-] [PDT10ファイル ..] pdt10topnm [-nocheck] -alpha [-] [PDT10ファイル]
変換結果は標準出力に出力します。出力先が端末の場合はエラーになりますが、 -nocheckオプションを指定した場合はエラーにならずに出力します。
-alphaが無い場合、イメージデータをPPMraw形式で出力します(24bitカラー)。 複数のファイルを指定した場合、順番に重ねて一枚の画像にします(Ver2.1)。 画像サイズは一枚目のサイズになります。 二枚目以降は、アルファチャネルを持たないファイルはスキップされます。
-alphaを指定すると、アルファチャネルデータをPGMraw形式で出力します (8bitグレイスケール)。アルファチャネルが含まれない場合、エラーになります。 複数のファイルを指定することはできません。
-whiteを指定すると、白い背景の上に画像を重ねます(Ver2.1)。 アルファチャネルを持たないファイルの場合は無効です。
-alphaと-whiteを同時に指定した場合、最後に指定された方が有効になります。
-を指定すると、それ以降の引数を無条件でファイルと見倣します。 (-で始まるファイルを指定する時、ってそんな状況あるのか?)
ファイルを指定しない時は、標準入力から読み込みます。
変換が成功した時は0、エラーの時は1を返します。
xvで直接.PDTファイルを見られるようにするには、xvの外部フィルタ定義ファイル ~/.xv_mgcsfx に、次の一行を加えます。 (xvの日本語化+機能拡張パッチで追加された機能かも知れません。)
背景を白くする場合は、次のようにします(Ver2.1)。
PDT10:magic:0:PDT10:.pdt:PNM:pdt10topnm -white - %s::
NARIMI.A氏のSusie32用プラグインのソースを参考にさせて頂きました。 ありがとうございます。
Kanon以外の株式会社ビジュアルアーツのソフトにも対応しているかも知れませんが、 手元に無いので確認していません。 ちなみに、Kanon全年齢版での動作も確認していません。たぶん問題ないと思うけど。
「Kanon」は、株式会社ビジュアルアーツの登録商標です。
本ソフト、ROYALPANDA、および工学研究部はKEYおよび株式会社ビジュアルアーツと は無関係です。