ジャンクや拾い物等ただ同然で手に入れたMachintoshにはOSのインストール
ディスクが付属していないことがあります。
内蔵ハードディスクが飛んでしまったらおしまいです。
安く手に入れたMacですから、OSを購入することには抵抗があるでしょう。
Macで動作可能なただで手に入るOSとして、NetBSDやOpenBSD, linuxがありますが、
これらはMacOS上のブートローダを使用してブートしなければならないので、結局は
MacOSが必要です。
現在では、漢字Talk7.5.3がAppleからダウンロードできます。
しかし、これをダウンロードしても簡単にはインストールできません。
公開されているファイルはsmi(self mounting image)形式なので、
unixやwindowsでは、展開することができません。
また、仮に展開できたとしても、Macでブート可能なMOやCDROMをUNIXやWindows上で
作成することはできないのです。
しかし、逆にいえば、以下が可能ならばインストールすることができます。
Stuff It Expanderで圧縮されたファイルの展開に、WindowsやLinuxを使用する場合は、 linux emulation 環境をインストールする必要はありません。
Mac用のユーティリティ類はほとんど Stuff It によって圧縮されています
OpenBSDやNetBSDでStuff It Expander linux版をLinux エミュレーション機能を
利用してすることになります。
本物のLinux環境が場合にあるには、そこで展開した方が楽でしょう。
Stuff It ExpanderはWindows版もあります。
Windows上で展開することができる場合には、linux emulation 環境と、Stuff It Expander linux版は不要です。
私はなるべく一つのサーバ上で作業を行いたかったため、OpenBSD上にLinuxエミュレーション環境を作って、Stuff It Expander linux版をインストールしました。
# cd /usr/ports/net/netatlk # make configure
megatronパッケージには、バグ(たぶん)があって、ファイルの展開に成功しても
失敗したときと同じように、出力ファイルを削除して終了してしまいまいます。
この部分を修正します。
パッチファイル->patch-binmegatron-nadc2
# cd /usr/ports/net/netatalk/work/netatalk-990130 # patch < patch-binmegatron-nadce一行書き加えるだけなので、手で書き換えたほうがいいかもしれません。
# make install
Network Access DiskはAppleShareでファイルサーバと通信可能な ブートフロッピーです。 このブートフロッピ−を作るのもちょっと小細工が必要です。 しかし、netatalkの動いてるサーバと、このブート フロッピーを作ることができれば、後はどうにでもなります。
日本語版は見つかりませんでした。
ftp://ftp.apple.com/Apple_Support_Area/Apple_Software_Updates/English-North_American/Macintosh/Utilities/Network_Access_Disk_7.5.sea.bin
ダウンロードしたファイルは、MacBinary+sea形式です。 まず、MacBinaryのデコードをしてからStuffItExpanderで展開します。
> unbin Network_Access_Disk_7.5.sea.bin > unstuff Network\ Access\ Disk\ 7.5.seaNetwork Accessというディレクトリの中にNetwork Access.imageというファイルが あるはずです。これをフロッピ−に書き出します。
Network Access.image には、 84byteのヘッダがついているので、そのヘッダを除去します。
> dd if=Network\ Access.image of=network_access.img bs=1 skip=84フロッピ−ディスクに書き出します。
> dd if=network_access.img of=/dev/fd0a
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佐藤益弘 thomas@fenix.ne.jp