AH-K3001Vに機種変更してから急なバッテリ切れに悩まされてきました。 この機種にはUSB miniBコネクタがでていて、ここから充電できるので、 バッテリパックを作ってみました。
USBコネクタを使って電源を供給する電池ボックスは、市販されているものが
いくつかあるようですが、電池を4本使ったり、充電式だったりします。
電池4本は重いし、充電式はそもそも予備バッテリを持てばいいわけだし。
なかなかいいものが無いんですよ。(これを作った当時の話。いまはあります)
ニッケル水素または乾電池二本で使えるものが欲しいのです。
乾電池が使えるなら、コンビニで乾電池を買って急場をしのぐことができます。
MAX641を使って昇圧しています。 電池2本から5V 500mAが目標なので、FETもダイオードも内蔵のものよりロスの 少ないものを外付けしています。 コイルも大きめにしています。 100uH 2.5Aのものを買ってきて、巻き数を半分にへらして、25uHになるようにしています。(トロイダルコアのコイルのインダクタンスは巻き数の2乗に比例する) 回路はデータシートに載っているもの通りです。
電池3本用のケースを使って、電池一本分のスペースに昇圧回路を収めています。 ぴったりというか、ぎりぎりの体積でした。FETの下にMAX641が隠れています。 ポリスイッチが付けてありますが、使っていません。ロス以外のなにものでもなかったので。
2007/07/23にWS011SHに機種変更しました。電源コネクタが特殊だったので、 付属ACアダプタの線を切って、2.1φとの変換ケーブルを作成し、 電池パック側は2.1φのプラグに変換しました。
この機種、USB給電に設定しても、ホストとネゴしないと充電を開始しないので、 パソコン無しで給電するのは非常にやっかいです。それだけのためにUSBホストを マイコンで作って組み込むというのも馬鹿らしくて魅力的なネタですが、とりあえず、 急ぎで必要だったので、電源ケーブルをぶっちぎりました。
写真ではeneloopを使用していますが、出力電圧は4vくらいまで降下してしまって厳しいです。 オキシライド電池を使用すると4.8vくらい出ますが、1時間くらいもつかどうかです。オキシライドはあまり容量が大きくないようです。まあ急場を凌ぐ程度には使えます。
コンビニで1000円くらいで売っていた携帯電話用の充電器を改造してみました。オキシライド付きで売られていましたが、実際オキシライドを使わないと出力が弱いです。eneloopでWS011SHを充電しようとすると3.97vまで出力電圧が低下します。出力に0.68オームの抵抗(R1)とポリスイッチ(PTC1)が入っているので、これらを取り除けばもうすこし出せるかもしれません。
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佐藤益弘 thomas@fenix.ne.jp