3 いろいろなグラフ


3.1 場合分けをふくむグラフ

3.1.1 条件演算子

場合分けは、次の演算子を使って指定します。

case ? exp1 : exp2
caseには条件式が入り、これが真の時はexp1、偽のときはexp2が この演算子の値になります。

例えば、次の式


f(x) =exp(-0.5)  ( x < 0.5 )
      exp(-x)    (x >= 0.5 )
は、
gnuplot> plot [0:1] x<0.5 ? exp(-0.5) : exp(-x)
と入力します。(Figure3.1)

場合分けを含むグラフ

よくみると、x=0.5の所がきちんと折れ曲がっていません。次のようにすればなおり ます。(Figure3.2)

gnuplot> set samples 5000
gnuplot> replot

場合分けを含むグラフ(修正版)

3.1.2 条件式で使う演算子

条件式で使える演算子には次のような物があります。

<
より小さい
<=
以下
>
より大きい
>=
以上
--------
==
等しい
!=
等しくない
&&
論理積
||
論理和
--------
!
否定

3.2 対数グラフ

set {no}logscale {axis}
で、対数モードの切替えができます。axisはどの軸を設定するかを決めます。 xまたはyを指定すると、それぞれx軸とy軸を設定します。xy、または省略すると、 両方の軸を設定します。

3.3 媒介変数モード

set {no}parametric
で、媒介変数モードの切替えができます。

媒介変数モードでは、次のようにplotコマンドを使います。

plot {[t_min : t_max] {,[x_min : x_max] {,[y_min : y_max]}}} exp_x , exp_ y
exp_xexp_ yはtの式で、それぞれx座標、y座標を表します。

例えば、

gnuplot> set parametric
gnuplot> plot [0:2*pi][-1.2:1.2][-1.2:1.2] cos(t),sin(t)
とすると、Figure3.3の様になります。

媒介変数グラフ
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